浴室の窓が寒いと感じるとき、最初に思い浮かぶ対策としてプチプチを貼る方法があります。
ただし、浴室は湿気が多く、窓やサッシに水滴が残りやすいため、プチプチだけでは見た目、耐久性、カビ、掃除のしやすさに不満が出ることもあります。
特に、入浴前に浴室へ入った瞬間の冷気、体を洗っている間に背中へ当たる冷たい空気、窓まわりの結露、脱衣所との温度差が気になる場合は、窓そのものから冷えが入っている可能性を考える必要があります。
この記事では、浴室の窓が寒いときにプチプチ以外でできる対策を、費用を抑えた簡単な方法から、断熱効果を高めやすい内窓や窓交換まで順番に整理します。
賃貸で原状回復が必要な人、戸建てで長く使える対策を選びたい人、高齢の家族がいて温度差を減らしたい人など、それぞれの状況に合わせて選べるように、メリットだけでなく注意点も含めて解説します。
浴室の窓が寒いときのプチプチ以外の対策

浴室の窓が寒い場合は、窓ガラスだけでなく、サッシ、窓枠、換気、浴室全体の暖め方を分けて考えることが大切です。
プチプチは安く試せる一方で、湿気がこもる場所でははがれやすかったり、見た目が気になったり、掃除のたびに扱いづらかったりすることがあります。
そのため、まずは費用が少ない順に、断熱カーテン、プラダン、断熱ボード、窓用フィルム、すき間対策、浴室暖房、内窓のような選択肢を比較すると失敗しにくくなります。
寒さの感じ方は住宅の断熱性能や窓の大きさで変わるため、短期的な応急処置と長期的な改善策を分けて選ぶことが重要です。
断熱カーテン
浴室の窓にプチプチ以外の手軽な対策をしたいなら、まず候補になるのが浴室対応の断熱カーテンです。
窓の内側に一枚の空気層を作ることで、ガラス面から降りてくる冷気を直接浴びにくくできるため、入浴中の体感温度を少し上げたい場合に向いています。
選ぶときは、普通の布カーテンではなく、防水性、はっ水性、防カビ加工、洗いやすさを確認し、突っ張り棒や吸盤フックで外しやすい形にすると掃除の負担を抑えられます。
ただし、カーテンの下部に水がたまるとぬめりやカビの原因になるため、入浴後は広げて乾かし、定期的に外して洗う運用が欠かせません。
窓が大きい浴室や、すぐに工事できない賃貸では試しやすい方法ですが、窓自体の断熱性能を上げるわけではないため、強い冷え込みには他の対策との併用が現実的です。
プラダン内窓
費用を抑えながらプチプチより見た目を整えたい場合は、プラスチック段ボールを使った簡易的な内窓が候補になります。
プラダンを窓枠の大きさに合わせてカットし、レールやマグネットで着脱できるようにすると、既存の窓との間に空気層ができ、冷気の侵入をやわらげやすくなります。
プチプチより面で立ち上がるため、浴室内から見た印象がすっきりしやすく、必要なときだけ取り付けられる点も便利です。
一方で、浴室は水がかかる場所なので、紙製の芯材や水に弱い両面テープは避け、切り口に水が入りにくいように処理することが大切です。
窓の開閉や換気を完全にふさぐと湿気が逃げず、カビや結露を増やす恐れがあるため、外せる構造にして入浴後の乾燥時間を確保すると安心です。
断熱ボード
入浴中だけ窓からの冷気を抑えたいなら、窓前に立てかける断熱ボードも使いやすい対策です。
断熱ボードはガラスに直接貼るのではなく、冷気の通り道に壁を作るイメージで使うため、シール跡や貼り直しのストレスを避けたい人に向いています。
浴室用として使うなら、発泡系の軽い素材、防水性のある表面、倒れにくい厚み、掃除しやすい形を優先すると扱いやすくなります。
窓の下から冷たい空気が流れ落ちてくる場合は、ボードを窓の下部までしっかり覆うことで、洗い場に冷気が広がる感覚を軽減しやすくなります。
ただし、置きっぱなしにすると裏側が乾きにくくなるため、入浴後は壁に密着させたまま放置せず、立て方を変えて乾燥させることが必要です。
窓用断熱フィルム
見た目を大きく変えずに対策したい場合は、浴室でも使える窓用断熱フィルムを検討できます。
フィルムはガラス面に貼って熱の移動を抑える目的で使われ、透明タイプを選べば採光を残しながら冷たさを軽減しやすいのが特徴です。
プチプチより薄く、室内側からの圧迫感が少ないため、狭い浴室や小さな窓にも取り入れやすい方法です。
ただし、すべてのガラスに貼れるわけではなく、網入りガラス、複層ガラス、熱割れが起きやすい条件では使用を避けるべき製品もあります。
購入前には製品表示を確認し、浴室の湿気に対応しているか、すりガラスや凹凸ガラスに貼れるか、はがしたときに跡が残りにくいかを見ておくと失敗を減らせます。
すき間テープ
窓を閉めているのに冷たい空気が入ってくる場合は、ガラス面よりもサッシや建付けのすき間が原因になっていることがあります。
すき間テープは、窓枠やサッシまわりのわずかな空気の通り道をふさぐための対策で、風が直接入るような寒さには効果を感じやすい方法です。
浴室で使う場合は、一般的なスポンジタイプよりも水に強い素材を選び、貼る前に水分、皮脂、石けんカスをしっかり落としてから施工することが大切です。
厚すぎるテープを貼ると窓が閉まりにくくなったり、鍵に負担がかかったりするため、すき間の大きさに合う厚みを少しずつ試すのが安全です。
劣化したパッキンの代わりに無理やり貼ると一時しのぎにしかならないため、ゴム部品の割れやサッシの変形がある場合は修理や交換も視野に入れる必要があります。
浴室暖房
窓の冷えだけでなく浴室全体が寒い場合は、浴室暖房で入浴前に空間を暖める方法が有効です。
窓断熱は冷気を減らす対策ですが、浴室暖房は室温そのものを上げる対策なので、寒い季節の入浴前後の負担を減らしやすい点が大きな違いです。
特に脱衣所、浴室、湯船の温度差が大きい家庭では、入浴前に数分から十数分ほど暖めておくことで、浴室へ入った瞬間のひやっとした感覚を抑えやすくなります。
ただし、窓が大きく断熱性が低いままだと、暖房しても熱が逃げやすく、電気代やガス代が増えやすい点には注意が必要です。
暖房だけで解決しようとせず、断熱カーテンや内窓など窓からの熱逃げを減らす対策と組み合わせると、体感と効率の両方を改善しやすくなります。
内窓
プチプチ以外で効果を重視するなら、既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付ける内窓が有力な選択肢です。
内窓は既存窓との間に空気層を作り、ガラス面やサッシから伝わる冷気を抑えやすいため、浴室の寒さだけでなく結露対策にもつながりやすい方法です。
YKK APなどの窓メーカーも、浴室の寒さの主な原因として断熱性の低い窓を挙げ、内窓や樹脂窓への改修を寒さ対策の選択肢として紹介しています。
内窓はDIYの簡易対策より費用がかかりますが、見た目、耐久性、掃除のしやすさ、断熱性のバランスを考えると、長く住む住宅では検討しやすい改善策です。
ただし、浴室では窓枠の奥行き、開閉方向、水がかかる位置、換気のしやすさを確認する必要があるため、採寸に不安がある場合は施工店に見てもらう方が安全です。
窓交換
窓が古く、サッシのゆがみやガラスの性能不足が大きい場合は、内窓ではなく窓そのものの交換が向いていることがあります。
単板ガラスや古いアルミサッシは外気の影響を受けやすく、浴室に暖かい空気を入れても窓まわりで冷やされやすいため、根本的に改善したい場合は高断熱の窓へ替える選択肢が出てきます。
窓交換にはカバー工法やはつり工法などがあり、既存の枠を利用できるか、外壁や浴室壁をどこまで触るかによって費用と工期が変わります。
浴室リフォームを同時に考えているなら、窓のサイズを小さくする、断熱性の高いガラスにする、開閉しやすい形へ替えるなど、寒さ以外の不満もまとめて見直せます。
一方で、窓交換はDIYで済ませる内容ではなく、防水や外壁との取り合いに不備があると雨漏りの原因になるため、専門業者へ相談する前提で考える必要があります。
窓をふさぐ判断
使っていない浴室の窓や、換気扇だけで十分に換気できる窓なら、開閉頻度を下げて断熱性を高める方向で考えることもできます。
たとえば、開け閉めしない窓に着脱式の断熱パネルを入れる、冬だけ断熱ボードで覆う、浴室リフォーム時に窓を小さくするなどの方法があります。
窓面積が大きいほど外気の影響を受けやすいため、採光や換気より寒さの悩みが大きい場合は、窓の役割を見直すこと自体が対策になります。
ただし、窓を完全にふさぐと湿気が抜けにくくなり、昼間の明るさや非常時の開口としての役割も失われるため、安易に固定してしまうのは避けたいところです。
賃貸では原状回復できる方法に限定し、持ち家でも建築上の条件や換気計画に影響しないかを確認してから判断すると安心です。
費用を抑えて始める浴室窓の寒さ対策

すぐに高額な工事をする前に、低予算で試せる対策から始めると、自宅の寒さの原因を見極めやすくなります。
浴室の窓が寒いといっても、冷えの原因がガラス面なのか、サッシのすき間なのか、換気扇からの逆流なのか、浴室全体の断熱不足なのかで選ぶべき方法は変わります。
費用を抑える対策は効果が限定的なこともありますが、入浴前だけ使う、冬だけ設置する、賃貸で原状回復しやすいという利点があります。
まずは水に強く、外しやすく、掃除しやすい方法を選び、効果が足りない場合に内窓や窓交換へ進む流れが現実的です。
安く試せる順番
費用を抑えて始めるなら、まずは冷気を直接遮るもの、次にすき間を減らすもの、最後に断熱性能を上げるものという順番で考えると整理しやすくなります。
安価な対策は一つだけで劇的に暖かくするというより、冷気の流れを弱めたり、入浴中の不快感を減らしたりする目的で使うと期待値を間違えにくくなります。
- 断熱カーテン
- 断熱ボード
- プラダン内窓
- すき間テープ
- 浴室用フィルム
この順番はあくまで試しやすさの目安であり、窓の形、浴室の広さ、掃除の頻度によって最適な方法は変わります。
たとえば、窓の下から冷気が落ちるなら断熱ボード、窓全体が冷たいならプラダンやフィルム、風の侵入を感じるならすき間テープを優先すると選びやすくなります。
賃貸で使いやすい方法
賃貸の浴室では、退去時に原状回復が必要になるため、ガラスやサッシに強力な接着剤を使う対策は慎重に選ぶ必要があります。
向いているのは、突っ張り棒で吊るす断熱カーテン、立てかける断熱ボード、マグネットや吸盤で取り外せる簡易パネルのように、跡が残りにくい方法です。
| 方法 | 賃貸での使いやすさ | 注意点 |
|---|---|---|
| 断熱カーテン | 高い | 乾燥が必要 |
| 断熱ボード | 高い | 置き場所が必要 |
| プラダン内窓 | 中程度 | 固定方法に注意 |
| フィルム | 製品次第 | 跡残りを確認 |
管理会社へ確認しなくても使いやすいのは、建物に穴を開けず、粘着跡を残さず、いつでも外せる方法です。
ただし、吸盤やテープも長期間貼ったままにすると変色や跡の原因になるため、定期的に外して状態を確認すると安心です。
水に強い素材
浴室窓の寒さ対策では、断熱性だけでなく水に強い素材かどうかが非常に重要です。
浴室は水しぶき、湯気、石けんカス、皮脂汚れが付着しやすく、室内用の断熱材や布製品をそのまま使うと、カビやにおいの原因になることがあります。
選ぶときは、防水、はっ水、防カビ、丸洗い、速乾、耐熱、浴室使用可といった表示を確認し、迷った場合は外して洗えるものを優先するのが安全です。
特に窓ガラスへ貼るタイプは、浴室の高湿度に対応していないと端からはがれたり、裏側に水分が残ったりすることがあります。
寒さ対策のつもりで設置したものが掃除の邪魔になれば続かないため、断熱性能と同じくらい、日々の手入れのしやすさを重視することが大切です。
効果を高めるなら窓まわり全体を見直す

浴室の寒さは窓ガラスだけで起きるわけではなく、サッシ、窓枠、壁、換気扇、ドアのすき間など複数の要素が重なって感じられます。
プチプチ以外の対策を選ぶときも、ガラス面だけを覆えば十分とは限らず、冷気がどこから来ているかを確認しながら組み合わせることが大切です。
窓まわり全体を見直すと、同じ予算でも体感しやすい部分へ優先的に手を入れられます。
ここでは、ガラス、サッシ、換気という三つの視点から、浴室窓の寒さを効率よく減らす考え方を整理します。
ガラス面の冷え
窓の近くに立つと冷たく感じる場合は、ガラス面で浴室内の暖かい空気が冷やされている可能性があります。
この冷えは、外から風が入っていなくても起こり、ガラス付近で冷やされた空気が下へ流れることで足元や洗い場を寒く感じさせます。
- 透明フィルムで覆う
- 断熱カーテンで遮る
- プラダンで空気層を作る
- 内窓で二重化する
簡易対策ではガラスに触れる冷たさを完全になくすことは難しいものの、冷たい面を直接浴室内に露出させないだけでも体感は変わります。
より高い効果を求める場合は、ガラス面だけでなくサッシまで含めて断熱できる内窓や窓交換を検討すると、寒さ対策としての完成度が上がります。
サッシの冷え
古いアルミサッシの浴室では、ガラスよりもサッシ部分が強く冷えていることがあります。
アルミは熱を伝えやすいため、室内側のサッシが外気の影響で冷たくなり、窓の周囲から冷気を感じやすくなります。
| 状態 | 起こりやすい悩み | 対策の方向 |
|---|---|---|
| 単板ガラス | ガラス面が冷たい | フィルムや内窓 |
| アルミサッシ | 枠が冷たい | 内窓や窓交換 |
| パッキン劣化 | 風が入る | 部品交換や補修 |
| 結露が多い | カビや汚れ | 断熱と換気 |
サッシの冷えが原因の場合、ガラスだけにフィルムを貼っても満足できないことがあるため、窓全体を覆う発想が必要です。
冷たい枠が浴室内に露出し続けるなら、簡易パネルを枠ごと覆う、内窓でサッシの内側に空気層を作るなど、面ではなく窓まわり全体を遮る方法が向いています。
換気の使い方
寒いからといって換気を止めっぱなしにすると、浴室内の湿気が残り、窓まわりの結露やカビを増やすことがあります。
浴室の寒さ対策では、入浴前は暖気を逃がしすぎないようにし、入浴後は湿気を早く出すという切り替えが大切です。
入浴前に浴室を暖める場合は、窓やドアを閉め、必要に応じて換気を弱めると暖まりやすくなります。
入浴後は、窓を少し開けるか換気扇を使い、窓や壁の水滴を落としておくと、断熱グッズの裏側に湿気が残りにくくなります。
断熱カーテンやボードを使う場合も、設置したまま密閉し続けるのではなく、乾燥させる時間を作ることで、寒さ対策とカビ予防を両立しやすくなります。
内窓や窓交換を検討する目安

簡易対策をしても寒さが残る場合は、浴室の窓そのものの断熱性能が足りていない可能性があります。
特に、単板ガラス、古いアルミサッシ、大きな窓、北側の浴室、結露が多い窓では、断熱カーテンやボードだけでは限界を感じやすくなります。
内窓や窓交換は費用がかかりますが、毎年冬になるたびに同じ不満が出る家庭では、長期的な快適性を考える価値があります。
住宅省エネ2026キャンペーンや先進的窓リノベ2026事業のように、一定条件を満たす断熱窓リフォームで補助金が使える制度もあるため、工事を考えるなら最新情報を公式サイトで確認することが大切です。
内窓が向いている家
内窓が向いているのは、既存の窓を大きく壊さずに断熱性を上げたい家です。
既存窓の内側に新しい窓を取り付けるため、外壁を大きく触らずに済むことが多く、工期も比較的短くなりやすいのが特徴です。
- 単板ガラスが寒い
- 結露を減らしたい
- 窓交換までは避けたい
- 防音性も少し欲しい
- 長く住む予定がある
浴室で使う場合は、湿気に対応した仕様、掃除しやすい形、開閉に必要なスペースを確認することが重要です。
既存の窓枠に十分な奥行きがない場合は、ふかし枠が必要になることもあるため、見積もり時に施工後の出っ張りや使い勝手まで確認すると失敗を防げます。
窓交換が向いている家
窓交換が向いているのは、既存の窓自体が古く、サッシの劣化や建付けの不具合がある家です。
内窓は既存窓の内側に追加する方法なので、外側の窓に大きな劣化がある場合は、根本的な改善にならないことがあります。
| 判断材料 | 内窓向き | 窓交換向き |
|---|---|---|
| 既存窓の劣化 | 少ない | 大きい |
| 工事範囲 | 抑えたい | 見直したい |
| 窓のサイズ | 変えない | 変えたい |
| 防水の不安 | 少ない | 確認が必要 |
浴室全体のリフォームをするタイミングなら、窓交換や窓サイズの変更を同時に検討しやすくなります。
一方で、窓交換は防水や外壁との納まりが関わるため、価格だけで決めず、浴室工事や窓工事の経験がある業者に相談することが重要です。
補助金を確認する
浴室窓の内窓設置や窓交換を検討するなら、補助金の対象になるかを早めに確認する価値があります。
2026年時点では、国の住宅省エネ関連事業として、住宅の省エネ化を目的にした複数の補助事業が案内されており、窓の高断熱化リフォームが対象として扱われる制度があります。
公式情報は住宅省エネ2026キャンペーン公式サイトや先進的窓リノベ2026事業公式サイトで確認できます。
補助金は予算、対象製品、工事時期、申請手続き、登録事業者の条件によって利用可否が変わるため、過去の情報だけで判断しないことが大切です。
また、申請は施主本人ではなく登録事業者が行う形式になることがあるため、見積もりの段階で補助金に対応している業者かどうかを確認しておくと手続きがスムーズです。
浴室の寒さを悪化させない使い方

窓まわりの対策をしても、使い方によっては寒さや結露が残ることがあります。
浴室は短時間で温度と湿度が大きく変わる場所なので、断熱グッズを設置するだけでなく、入浴前、入浴中、入浴後の動きを整えることが大切です。
特に、冬の浴室では冷たい窓、濡れた床、暖まっていない脱衣所が重なると、体感温度が一気に下がります。
ここでは、窓の寒さ対策と一緒に行いたい、日々の使い方のコツを紹介します。
入浴前に暖める
浴室の窓が寒い家では、入浴してから暖めるのではなく、入る前に浴室と脱衣所を暖めておくことが大切です。
浴室暖房がある場合は事前運転を行い、ない場合でもシャワーで浴室内に温かい蒸気を広げたり、湯船のふたを一部開けたりすることで、入った瞬間の冷えをやわらげられます。
- 浴室暖房を先に使う
- 脱衣所も暖める
- 窓の断熱材を入浴前に設置する
- 床の冷えを流しておく
- 家族の入浴間隔を空けすぎない
ただし、シャワーで暖める方法は湿度が上がるため、入浴後の換気と乾燥を必ずセットで考える必要があります。
高齢者や血圧変動が気になる家族がいる場合は、浴室だけでなく脱衣所、廊下、居室との温度差も小さくする意識を持つと安心です。
結露を残さない
窓の寒さ対策をすると、窓まわりの温度差や湿気の逃げ方が変わり、結露の出方も変化します。
断熱グッズの裏側に水滴が残ったままになると、カビ、ぬめり、においの原因になり、せっかくの寒さ対策が不衛生になってしまいます。
| タイミング | 行動 | 目的 |
|---|---|---|
| 入浴直後 | 水滴を切る | カビ予防 |
| 換気中 | カーテンを広げる | 乾燥促進 |
| 翌朝 | 窓まわりを確認 | 湿気残り防止 |
| 週末 | 外して洗う | 汚れ予防 |
特に、断熱カーテンやプラダンは表面だけでなく裏側の状態を確認することが大切です。
寒い日に換気を短くしたくなる気持ちは自然ですが、湿気を残すと長期的には窓枠やパッキンを傷める原因になるため、短時間でも効率よく乾かす習慣を作りましょう。
やりすぎを避ける
浴室の窓が寒いからといって、窓を完全に密閉しすぎると別の問題が起こることがあります。
たとえば、換気が不足すると湿気がこもり、カビが増えたり、木部や窓枠の劣化が進んだりすることがあります。
また、開閉できる窓を断熱材で固定してしまうと、掃除、換気、非常時の確認がしにくくなる場合があります。
寒さ対策は、冷気を遮ることと湿気を逃がすことのバランスが重要で、冬だけ強める、入浴中だけ設置する、入浴後は外すといった柔軟な使い方が向いています。
家族全員が使う浴室では、見た目の良さだけでなく、落下しないか、つまずかないか、子どもが触って危なくないかまで確認しておくと安心です。
プチプチ以外の対策を選ぶ基準

浴室の窓が寒いときの対策は多くありますが、どれが正解かは住まいの条件によって変わります。
大切なのは、安さだけで選ぶのではなく、効果、掃除、見た目、耐久性、賃貸か持ち家か、将来のリフォーム予定まで含めて比べることです。
プチプチ以外を探している人の多くは、すでに貼るタイプの手軽さだけでは満足できない理由を持っています。
ここでは、自分の家に合う対策を選ぶための基準を具体的に整理します。
重視する目的
まず決めたいのは、浴室窓の寒さ対策で何を一番改善したいのかという目的です。
入浴中の冷気を減らしたいのか、結露を減らしたいのか、見た目を良くしたいのか、長期的に断熱性を上げたいのかで、選ぶ方法は変わります。
- 安さ重視なら断熱ボード
- 見た目重視ならフィルム
- 賃貸重視ならカーテン
- 効果重視なら内窓
- 根本改善なら窓交換
目的があいまいなまま買うと、安いけれど掃除が面倒、暖かいけれど暗い、見た目は良いけれど効果が弱いという不満につながります。
家族の不満を聞き、どの場面で寒いのかを確認してから選ぶと、少ない費用でも満足度の高い対策に近づけます。
費用と効果
浴室窓の寒さ対策は、費用が高いほど必ず満足できるとは限りませんが、効果の上限は方法によって違います。
断熱カーテンやボードは安く試せる一方で、窓そのものの性能を変えるわけではないため、強い冷え込みには限界があります。
| 対策 | 費用感 | 効果の方向 |
|---|---|---|
| 断熱カーテン | 低め | 冷気を遮る |
| プラダン | 低め | 空気層を作る |
| フィルム | 低から中 | ガラス面を補う |
| 内窓 | 中から高 | 窓全体を改善 |
| 窓交換 | 高め | 根本的に改善 |
短期的に寒い季節を乗り切りたいなら簡易対策、今後も長く住むなら内窓や窓交換という分け方が現実的です。
また、補助金が使える時期は実質負担が変わることがあるため、工事系の対策は見積もり時に制度の対象可否を確認すると判断しやすくなります。
掃除のしやすさ
浴室の寒さ対策で見落としやすいのが、掃除のしやすさです。
どれほど暖かくなっても、毎日の入浴後に水滴が残り、ぬめりやカビが増える方法では長続きしません。
断熱カーテンは外して洗えるか、プラダンは切り口に水が入りにくいか、フィルムは端が浮いて汚れがたまらないかを確認する必要があります。
内窓の場合も、二重になった窓の間やレール部分に汚れがたまるため、開け閉めしやすく掃除しやすい構造かどうかが大切です。
寒さ対策を選ぶときは、設置した初日だけでなく、一か月後、半年後にも清潔に保てるかを想像して選ぶと後悔しにくくなります。
浴室の窓寒さ対策は手軽さと根本改善を分けて選ぶ
浴室の窓が寒いときにプチプチ以外で対策するなら、まずは断熱カーテン、断熱ボード、プラダン、すき間テープ、窓用フィルムのような手軽な方法から試すと、自宅の冷え方を把握しやすくなります。
ただし、ガラスやサッシそのものの断熱性が低い場合は、簡易対策だけでは限界があり、内窓や窓交換のように窓全体を改善する方法を検討した方が満足しやすいことがあります。
特に、毎年冬になると浴室がつらい、結露が多い、脱衣所との温度差が大きい、高齢の家族がいるという家庭では、寒さを我慢するよりも早めに対策の優先順位を決めることが大切です。
選ぶときは、費用、効果、掃除のしやすさ、賃貸で使えるか、補助金の対象になるかを比べ、短期の応急処置と長期の根本改善を分けて考えましょう。
プチプチを貼らない選択肢は意外に多く、浴室の使い方や窓の状態に合う方法を組み合わせれば、冬の入浴前後の冷えを無理なく減らしやすくなります。

