シャッターを後付けする費用は1箇所いくら?安く抑えるコツと選び方を解説

シャッターを後付けする費用は1箇所いくら?安く抑えるコツと選び方を解説
シャッターを後付けする費用は1箇所いくら?安く抑えるコツと選び方を解説
断熱・窓・防音の対策

最近では防犯や台風対策として、窓にシャッターを後付けしたいと考える方が増えています。新築時に設置していなくても、リフォームで簡単に取り付けることができるのは嬉しいですよね。しかし、気になるのはやはり「1箇所あたりの費用」ではないでしょうか。

シャッターは種類や操作方法によって、価格が大きく変動します。この記事では、シャッターを後付けする際の費用相場や、失敗しないための選び方を分かりやすくお伝えします。予算に合わせた最適なプランを見つけるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

1. シャッターの後付け費用は1箇所あたりどのくらい?種類別の相場

シャッターを後付けする場合の費用は、主に「本体代金」と「標準的な工事費」の合計で決まります。窓のサイズや取り付けの難易度にもよりますが、最も一般的な腰高窓や掃き出し窓(人が出入りできる大きな窓)を基準に考えると、イメージが湧きやすくなるでしょう。

ここでは、操作方法の違いによる費用の差について具体的に解説します。毎日の使い勝手と予算のバランスを考えながら、ご自身のライフスタイルに合ったものを選んでみてください。

手動シャッターの費用目安

手動シャッターは、その名の通り手で開閉を行うタイプです。電気工事が不要で構造もシンプルなため、最も安価に導入できるのが大きなメリットです。1箇所あたりの費用相場は、製品代と工事費を合わせて約6万円から13万円程度となります。掃き出し窓のような大きなサイズでも、15万円以内に収まることが一般的です。

手動タイプの魅力は、何といってもコストパフォーマンスの高さです。複数箇所の窓にまとめて設置したい場合でも、予算を抑えやすくなります。一方で、開閉のたびに窓を開けなければならないため、冬場は室内の暖かい空気が逃げてしまったり、虫が侵入したりする懸念があります。また、腰をかがめて操作する必要があるため、力に自信のない方や高齢の方には少し負担に感じるかもしれません。

手動シャッターは初期費用を抑えたい方に最適ですが、毎日の手間を考慮して選ぶことが大切です。特に大きな窓の場合、シャッター自体の重みも増すため、ショールームなどで実際の重さを確認しておくと安心です。

電動シャッターの費用目安

電動シャッターは、リモコンや壁のスイッチ一つで操作できるタイプです。非常に便利なため、リフォーム市場では現在主流になりつつあります。1箇所あたりの費用相場は、約14万円から27万円程度と、手動タイプに比べて高額になります。これには、シャッター本体の価格に加えて、電気配線を通すための電気工事費が含まれるためです。

電動タイプの最大のメリットは、窓を閉めたまま操作ができる点です。寒い日や雨の日でも快適に開閉でき、タイマー機能を活用すれば外出中や起床時に自動で動かすことも可能です。さらに、手動のようにガラガラという大きな音がしにくく、静音性に優れている製品が多いのも特徴です。予算に余裕があり、日常の快適性を重視したい場合には電動シャッターが非常におすすめです。

工事費や諸経費の内訳

シャッターの後付けには、本体代以外にもいくつかの諸経費が発生します。一般的な「標準工事費」には、取り付け作業代、シーリング(防水処理)代、養生費などが含まれます。手動の場合は2万円から5万円程度、電動の場合は電気工事を含めて4万円から7万円程度が目安です。

もし古いシャッターが付いている場合は、その撤去・処分費用として別途1万円から2万円ほど必要になることがあります。また、搬入車両の駐車スペースがない場合や、作業員が増員される場合には追加料金がかかるケースもあります。見積書をチェックする際は、これらの項目が「一式」でまとめられていないか、内訳まで確認するようにしましょう。

【1箇所あたりの費用相場まとめ表】

種類 本体価格(目安) 工事費(目安) 合計費用(目安)
手動シャッター 約4万~8万円 約2万~5万円 約6万~13万円
電動シャッター 約10万~20万円 約4万~7万円 約14万~27万円

2. 窓シャッターを後付けするメリットと生活への変化

シャッターを後付けする理由は人それぞれですが、導入後に「付けてよかった」と実感するポイントは共通しています。単なる「目隠し」以上の役割を果たしてくれるのが、現代の窓シャッターの素晴らしいところです。ここでは、具体的な4つのメリットを深掘りしていきましょう。

特に最近の気候変動による災害リスクの高まりから、家を守るための装備として再注目されています。費用をかけて設置する価値がどこにあるのかを理解することで、納得感のあるリフォームができるようになります。

台風や災害から家を守る防災効果

台風の多い日本では、飛来物による窓ガラスの破損が最も警戒すべきリスクの一つです。窓ガラスが割れると、室内に暴風が吹き込み、屋根が吹き飛ばされるなどの甚大な被害につながる恐れがあります。シャッターを閉めるだけで、強風で飛んできた看板や枝などから窓を物理的に守ることができます。

また、最近では「防災シャッター」として、耐風圧性能を強化したモデルも登場しています。昔のシャッターに比べてガタつきが少なく、強風時でも静かに過ごせる工夫が施されています。大切な家族の安全を確保し、災害時の不安を軽減できる点は、金銭面だけでは測れない大きな価値と言えるでしょう。万が一の備えとして、非常に有効な手段です。

空き巣被害を防ぐ防犯性能の向上

空き巣などの侵入犯は、「侵入に時間がかかる家」を避ける傾向にあります。窓は侵入口として最も狙われやすい場所ですが、シャッターがあるだけで侵入をあきらめさせる視覚的な抑止力になります。たとえガラスを割られたとしても、シャッターが閉まっていれば、それを突破するにはさらに大きな音と時間が必要です。

特に夜間の就寝時や、数日間の旅行などで家を空ける際には、シャッターがあるだけで安心感が格段に変わります。最近の製品は外から開けにくい構造になっており、防犯性能が高いことを示すマーク(CPマーク)が付いた製品もあります。プライバシーを守りつつ、物理的な壁を作れるシャッターは、現代の住宅防犯における強力な味方となります。

冷暖房効率を高める断熱・遮熱効果

意外と知られていないのが、シャッターによる省エネ効果です。窓は家の中で最も熱が出入りしやすい場所ですが、シャッターを閉めることで窓とシャッターの間に「空気の層」が生まれます。これが断熱材のような役割を果たし、冬場の室温低下を防いでくれます。暖房効率が上がるため、光熱費の節約にも貢献します。

また、夏場は強力な日差しを外側で遮る「遮熱」の効果が期待できます。カーテンだけでは防げない熱を遮断することで、冷房の効きが良くなり、室内での熱中症対策にもつながります。一年中快適な室温を保ちやすくなるため、住み心地をランクアップさせたい方にはぜひ検討していただきたいポイントです。

騒音トラブルを軽減する防音対策

外の音が気になって眠れない、あるいは家の中の音が外に漏れないか心配という方にも、シャッターの後付けは有効です。シャッターを閉めることで、外からの騒音を軽減する効果があります。特に交通量の多い道路沿いや、近隣の物音が気になる環境では、その静音効果を実感しやすいはずです。

完全に音を遮断できるわけではありませんが、シャッターと窓の二重構造になることで、空気の振動が伝わりにくくなります。逆に、ピアノの練習や赤ちゃんの泣き声など、家の中の音が外へ漏れるのを抑える効果も期待できます。静かな住環境を整えることは、日々のストレス軽減にもつながるため、QOL(生活の質)の向上に役立ちます。

シャッターを設置した後は、定期的なお手入れを心がけましょう。半年に一度ほどレール部分のゴミを掃除したり、汚れを拭き取ったりするだけで、スムーズな開閉が長持ちします。

3. 後付けシャッターの種類と機能の選び方

シャッターと一口に言っても、その機能は多岐にわたります。ただ単に「開けるか閉めるか」だけではなく、使用目的に合わせた機能を選ぶことで、後悔のないリフォームが可能になります。最近では、閉めたままでも快適に過ごせる多機能なタイプが人気を集めています。

ここでは、代表的な3つのタイプについて特徴を解説します。それぞれのメリットと、どのような人に向いているかを把握して、ご自宅の窓に最適な種類を選んでいきましょう。機能性が高いほど費用も上がる傾向にありますが、その分得られるメリットも大きくなります。

スタンダードな「採光・換気なし」タイプ

最も普及しているのが、羽(スラット)に隙間がないスタンダードなタイプです。シャッターを閉めると外の光や風を完全に遮断します。主な目的が「夜間の目隠し」や「防犯・防災」であれば、このタイプで十分に目的を果たすことができます。構造がシンプルなので故障が少なく、費用を最も安く抑えられるのが特徴です。

ただし、閉め切ると真っ暗になってしまうため、日中にプライバシーを守りつつ風を通したいといった用途には向きません。また、換気をしたい場合は一度シャッターを開ける必要があります。基本的には、夜寝る前に閉めて朝起きたら開ける、という規則正しい使い方をする窓に適しています。コストを重視しつつ、最低限の機能を備えたい方におすすめです。

閉めたまま風を通す「採風」タイプ

近年、特に人気が高まっているのが「採風(さいふう)」タイプです。これはシャッターのスラットに角度をつけたり、隙間を作ったりできる構造になっており、シャッターを閉めたまま、外の風や光を室内に取り込むことができます。外からの視線は遮りつつ、心地よい風を感じられるのが最大の魅力です。

夏の夜にエアコンをつけずに窓を開けて寝たいけれど、防犯が心配という方には最適な選択肢です。また、日中にペットのために換気をしておきたい場合にも役立ちます。ただし、複雑な構造のため本体価格はスタンダードタイプよりも高くなります。多くの場合、電動式での提供となるため、利便性と快適性を同時に手に入れたい方向けの贅沢な仕様と言えるでしょう。

防犯性をさらに高めた「高強度」タイプ

より強固な守りを求める方には、素材や構造を強化した「高強度」タイプがあります。一般的なアルミ製よりも強度の高い素材を使用していたり、スラット同士の結合部分を補強したりすることで、バールなどによる無理なこじ開けに対して非常に強い抵抗力を持ちます。店舗や事務所だけでなく、一般家庭でも一軒家の1階など狙われやすい場所で採用されています。

防災面でも、非常に強い風圧に耐えられる設計になっており、記録的な大型台風が来ても安心感が違います。費用は今回紹介する中で最も高くなりますが、「絶対に家を守りたい」という強い要望がある場合には検討の価値があります。特定の窓だけを高強度タイプにし、他はスタンダードにするなど、場所によって使い分けるのも賢い選択です。

採風タイプや高強度タイプは、メーカーによって名称や仕様が異なります。カタログを見る際は「どのような状態で風が通るのか」「耐風圧性能はどれくらいか」という具体的なスペックをチェックしてみてください。

4. 費用を抑えるために知っておきたい注意点とチェックポイント

シャッターの設置費用は、単純な本体代だけでは決まりません。現場の状況によっては、思わぬ追加費用が発生して予算オーバーになってしまうこともあります。あらかじめ注意点を知っておくことで、無駄なコストを省き、適正な価格でリフォームを進めることができます。

ここでは、見積もりを取る前に必ず確認しておきたいポイントをまとめました。特に、窓の場所や周囲の環境は費用に直結します。プロの業者に依頼する際、具体的にどのような点を伝えればスムーズに話が進むのかを理解しておきましょう。

2階以上の窓に設置する場合の足場代

1階の窓であれば脚立などを使って作業ができますが、2階以上の窓にシャッターを後付けする場合、安全を確保するために「足場」を組む必要が出てきます。この足場代が、リフォーム費用を押し上げる大きな要因となります。足場の規模にもよりますが、1回の設置で約5万円から15万円程度の費用が加算されるのが一般的です。

もし1箇所だけのために足場を組むと、工事費に対して足場代の割合が非常に高くなってしまいます。そのため、2階以上の窓にシャッターを付けたい場合は、他の箇所のシャッター設置や、外壁塗装、屋根のメンテナンスなど、足場が必要な他のリフォームと同じタイミングで行うのが最も効率的で賢い方法です。足場代を一度にまとめることで、1箇所あたりの実質的なコストを大幅に下げることができます。

窓のサイズや周辺環境による追加料金

既製品のサイズが合わない特注サイズの窓や、取り付けスペースが限られている場所では、追加料金が発生しやすくなります。例えば、窓の上にシャッターを収納する「シャッターボックス」を設置する十分なスペース(垂れ壁の幅)がない場合、特殊な取付部材が必要になったり、工事の手間が増えたりします。

また、エアコンの配管や雨樋、換気扇のフードなどがシャッターの取り付け位置と干渉する場合も注意が必要です。これらを移設したり、干渉を避けるための加工を施したりするための費用が別途かかります。事前にスマートフォンのカメラなどで窓の周囲を撮影し、業者に相談する際に見せることで、概算の精度を高めることができます。

窓の横に壁がない場合や、サッシが特殊な形状をしている場合でも、最近は「ボックス下げ納まり」などの工夫で設置できるケースが増えています。諦める前に、リフォーム経験の豊富な業者に現地調査を依頼してみましょう。

複数箇所をまとめて依頼するメリット

「まずは1箇所だけ試してみたい」という気持ちも分かりますが、費用を抑えるという観点では、複数箇所をまとめて依頼するのが圧倒的にお得です。業者は一度の訪問で複数の作業ができるため、作業員の移動費や車両費、諸経費を1回分にまとめることができます。多くのリフォーム会社では、2箇所目以降の工事費を割引するキャンペーンを行っていることもあります。

また、電動シャッターを検討している場合、電気工事もまとめて行うことで、1箇所あたりの配線コストを下げられます。家全体の防犯バランスを考えても、1箇所だけ頑丈にするより、侵入経路となりそうな窓をまとめてガードする方が防犯効果は高まります。将来的に他の窓にも付ける可能性があるのなら、まとめて見積もりを取って、どれくらい安くなるか比較してみることをおすすめします。

5. 失敗しないための業者選びと工事の流れ

納得のいくリフォームにするためには、信頼できるパートナー(業者)選びが欠かせません。シャッターの後付けは比較的短時間で終わる工事ですが、それゆえに雑な作業をされたり、アフターフォローが不十分だったりするトラブルもゼロではありません。長く使う設備だからこそ、丁寧な対応をしてくれる業者を選びましょう。

ここでは、業者選びのポイントと、実際に依頼してから工事が終わるまでの流れを解説します。何を確認すべきかを知っておけば、初めてのリフォームでも落ち着いて進めることができます。複数の会社を比較する際の基準として活用してください。

現地調査で確認すべきポイント

正確な見積もりを出すためには、業者の担当者による現地調査が不可欠です。この際、単に採寸をするだけでなく、こちらの要望をしっかり聞いてくれるかどうかを確認しましょう。例えば、「音が静かなものがいい」「外出先から操作したい」といった具体的な希望を伝えた際、それに適した製品を提案してくれる業者は信頼できます。

また、現地調査では「本当にそこにシャッターが付くのか」をプロの目で判断してもらいます。壁の強度や下地の有無、周囲の障害物との干渉などを細かくチェックしているか見ておきましょう。説明が丁寧で、メリットだけでなくデメリットや追加費用の可能性についても正直に話してくれる担当者なら、安心して任せることができます。不明な点はこのタイミングで全て質問しておくのが成功の秘訣です。

見積書を比較する際の注意点

見積もりは必ず2〜3社から取る「相見積もり」を行いましょう。価格を比べるのはもちろんですが、チェックすべきは「費用の内訳」です。製品代、工事費、電気工事費、既存の処分費などが明確に分かれているかを確認してください。「一式」という表記が多い場合は、何が含まれているのか詳細を確認する必要があります。

また、保証期間やアフターサービスの内容も重要な比較ポイントです。万が一、設置後にシャッターが動かなくなったり、異音がしたりした場合、無償で修理に来てくれるのか、期間はどれくらいかを確認しておきましょう。価格の安さだけで選んでしまうと、後のメンテナンスで困ることもあるため、トータルでの信頼性で判断することが大切です。

【見積書のチェックリスト】

・シャッターの型番や仕様(電動・手動、採風など)が明記されているか

・工事費の内訳(取付費、電気工事費、運搬費など)が具体的か

・不要になった部品の処分費用が含まれているか

・保証内容やアフターサポートの条件が記載されているか

・有効期限を過ぎていないか

申し込みから施工完了までの期間

工事を依頼してから実際にシャッターが設置されるまで、一般的には2週間から1ヶ月程度かかります。これは、窓のサイズに合わせてシャッターを工場でオーダーメイド生産するためです。製品が届くまでの間、工事日の調整を行い、当日の作業に備えます。繁忙期(台風シーズンの前など)は納期が延びることもあるため、余裕を持って計画を立てましょう。

実際の設置工事自体は非常にスピーディーです。1箇所あたりの作業時間は、手動タイプで2時間程度、電動タイプでも電気工事を含めて3〜4時間程度で完了します。大きな音が出る作業も一部ありますが、1日で終わるため日常生活への影響は最小限で済みます。完了後は、業者の立ち会いのもとで実際に動作確認を行い、傷がないか、スムーズに動くかを自分の目で確かめてから引き渡しとなります。

6. シャッターの後付け費用を1箇所から検討する際のまとめ

まとめ
まとめ

窓シャッターの後付けは、住まいの安全と快適性を大きく向上させるリフォームです。1箇所あたりの費用相場は、手動タイプで約6万〜13万円、電動タイプで約14万〜27万円が目安となります。初期費用を抑えたいなら手動、毎日の利便性や静音性を重視するなら電動を選ぶのが正解です。

また、2階への設置には足場代がかかることや、周辺環境によって追加費用が発生する場合がある点には注意しましょう。費用を賢く抑えるには、複数箇所をまとめて依頼したり、他の外装リフォームとタイミングを合わせたりするのが効果的です。台風や防犯への不安を解消し、より良い暮らしを手に入れるために、まずは信頼できる業者に現地調査と見積もりを依頼することから始めてみてください。

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